定年後のライフプランの作り方|60代からの年表とお金の表

定年後のライフプランの作り方|60代からの年表とお金の表 コラム

この記事の結論

定年後のライフプランも、作り方の流れは変わりません。叶えたいこと → 年表 → お金の表 → 見直しの順です。変わるのは、収入の中心が働く収入から年金へ移っていくことです。

  1. 60代・70代で叶えたいことを書き出す
  2. 年表に、働き方と年金を受け取り始める時期を置く
  3. 毎月の暮らしのお金と、年ごとの大きな支出を書く
  4. お金の表で各年の貯蓄の残りを確かめ、その時期が来たら見直す

60代・70代で叶えたいことを書き出す

定年後は、自由に使える時間が増える時期でもあります。まずは、叶えたいことを書き出します。

  • 旅行や趣味、学び直し
  • 子どもや孫のためにしたいこと
  • 住まいの手入れや住み替え、車の買い替え

1つずつ、いつ・何を・どのくらいを書きます。たとえば10年先までを目安に描き、その時期が来たら、叶ったかどうかで見直します。夫婦の場合は、それぞれ書き出してから並べると、希望の違いも見えやすくなります。

年表に、働き方と年金の受け取り時期を置く

定年後の年表の例(説明のための例)。横に60歳・65歳・70歳・75歳と年齢を並べ、行ごとに書く。叶えたいこと:夫婦で旅行、孫の入学のお祝い、趣味の教室など。働き方:60歳から再雇用などで働き、何歳まで働くか。年金:原則65歳から。受け取り始める時期を早めたり遅らせたりもできる。大きな支出:家電や車の買い替え、住まいの修繕など。働く収入から年金へ、収入の中心が移る時期を年表で見る

収入の行には、まず何歳まで、どんな形で働くかを書きます。再雇用や働き方を変えて続ける場合は、収入が変わる年を書いておきます。

次に、年金を受け取り始める時期です。老齢年金は原則65歳から受け取れますが、60歳から65歳になるまでの間に繰り上げたり、66歳以後75歳までの間に繰り下げたりすることもできます。繰り上げると年金額は減り、繰り下げると増えます。増え方・減り方や繰り下げられる年齢は、生まれた年などで違います。

年金の見込額は、毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」で確かめられます。50歳以上の方には、老齢年金の見込額が載っています。

毎月の暮らしのお金と、年ごとの大きな支出を書く

支出は、毎月の暮らしのお金と、年ごとの大きな支出に分けて書きます。

毎月の暮らしのお金の参考になるのが、総務省の家計調査です。2025年の、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の消費支出は、1か月の平均で263,979円でした。消費支出には、税金や社会保険料は含まれていません。

ただし、これは平均です。住まいや暮らし方で大きく変わるので、今の家計簿や通帳から、ご自身の毎月の金額を出して書くのがおすすめです。

年ごとの大きな支出には、住まいの修繕、車の買い替え、叶えたいことにかかるお金などを、その年の行に書きます。

お金の表にして、その時期が来たら見直す

年表ができたら、各年の収入・支出・貯蓄の残りをお金の表にします。収入は手取りでそろえ(手取りからすでに引かれた税金・社会保険料は、支出に重ねて入れません)、「前の年の残り+収入−支出」でその年の残りを出します。

貯蓄の残りが少なくなる年があったら、次のような手を考えます。

  • 時期:大きな支出の年をずらす
  • 金額:かける金額を見直す
  • 収入:働く期間や、年金を受け取り始める時期を考え直す

定年後のライフプランも、一度作って終わりではありません。その時期が来たら、叶ったかどうかで見直し、次の10年を描き直します。

まとめ

  • 定年後のライフプランも、叶えたいこと → 年表 → お金の表 → 見直しの順で作る
  • 年表には、何歳までどう働くかと、年金を受け取り始める時期(原則65歳。早めたり遅らせたりもできる)を置く
  • 支出は毎月の暮らしのお金と年ごとの大きな支出に分け、平均ではなく自分の数字で書く
  • 貯蓄の残りが少ない年は、時期・金額・収入の手で考え、その時期が来たら見直す

ご相談のご案内

この記事では、定年後のライフプランの作り方を一般的にまとめました。Life Design ifの無料相談では、叶えたいことの書き出しから、年表とお金の流れにするところまで、ご自身で続けられる形でお伝えしています。対面のご相談は香川・徳島で、オンラインのご相談は全国からお受けしています。

※この記事は、ライフプランの考え方の一般的な説明です。例は説明のための例です。特定の保険会社・金融商品をおすすめするものではありません。


出典

(2026年10月22日時点の情報です)

この記事を書いた人

西岡 竜二(にしおか りゅうじ)。if株式会社 代表取締役。2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP。徳島県美馬市出身。2014年に生命保険会社に入社し、新人部門で営業成績1位・本社表彰。新人の育成や管理職も経験。2022年にif株式会社を設立し、生命保険代理店「Life Design if」での保険とお金の相談、バックオフィス支援、研修・セミナーの3つの事業をしています。「商品を選ぶ前に、人生を考える」を大切に、保険とお金の「分からない」に答えるコラムを書いています。詳しいプロフィール ›

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