この記事の結論
定年後のライフプランも、作り方の流れは変わりません。叶えたいこと → 年表 → お金の表 → 見直しの順です。変わるのは、収入の中心が働く収入から年金へ移っていくことです。
- 60代・70代で叶えたいことを書き出す
- 年表に、働き方と年金を受け取り始める時期を置く
- 毎月の暮らしのお金と、年ごとの大きな支出を書く
- お金の表で各年の貯蓄の残りを確かめ、その時期が来たら見直す
60代・70代で叶えたいことを書き出す
定年後は、自由に使える時間が増える時期でもあります。まずは、叶えたいことを書き出します。
- 旅行や趣味、学び直し
- 子どもや孫のためにしたいこと
- 住まいの手入れや住み替え、車の買い替え
1つずつ、いつ・何を・どのくらいを書きます。たとえば10年先までを目安に描き、その時期が来たら、叶ったかどうかで見直します。夫婦の場合は、それぞれ書き出してから並べると、希望の違いも見えやすくなります。
年表に、働き方と年金の受け取り時期を置く

収入の行には、まず何歳まで、どんな形で働くかを書きます。再雇用や働き方を変えて続ける場合は、収入が変わる年を書いておきます。
次に、年金を受け取り始める時期です。老齢年金は原則65歳から受け取れますが、60歳から65歳になるまでの間に繰り上げたり、66歳以後75歳までの間に繰り下げたりすることもできます。繰り上げると年金額は減り、繰り下げると増えます。増え方・減り方や繰り下げられる年齢は、生まれた年などで違います。
年金の見込額は、毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」で確かめられます。50歳以上の方には、老齢年金の見込額が載っています。
くわしく読む


毎月の暮らしのお金と、年ごとの大きな支出を書く
支出は、毎月の暮らしのお金と、年ごとの大きな支出に分けて書きます。
毎月の暮らしのお金の参考になるのが、総務省の家計調査です。2025年の、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の消費支出は、1か月の平均で263,979円でした。消費支出には、税金や社会保険料は含まれていません。
ただし、これは平均です。住まいや暮らし方で大きく変わるので、今の家計簿や通帳から、ご自身の毎月の金額を出して書くのがおすすめです。
年ごとの大きな支出には、住まいの修繕、車の買い替え、叶えたいことにかかるお金などを、その年の行に書きます。
お金の表にして、その時期が来たら見直す
年表ができたら、各年の収入・支出・貯蓄の残りをお金の表にします。収入は手取りでそろえ(手取りからすでに引かれた税金・社会保険料は、支出に重ねて入れません)、「前の年の残り+収入−支出」でその年の残りを出します。
貯蓄の残りが少なくなる年があったら、次のような手を考えます。
- 時期:大きな支出の年をずらす
- 金額:かける金額を見直す
- 収入:働く期間や、年金を受け取り始める時期を考え直す
定年後のライフプランも、一度作って終わりではありません。その時期が来たら、叶ったかどうかで見直し、次の10年を描き直します。
このテーマの全体の流れ(完全ガイド)

まとめ
- 定年後のライフプランも、叶えたいこと → 年表 → お金の表 → 見直しの順で作る
- 年表には、何歳までどう働くかと、年金を受け取り始める時期(原則65歳。早めたり遅らせたりもできる)を置く
- 支出は毎月の暮らしのお金と年ごとの大きな支出に分け、平均ではなく自分の数字で書く
- 貯蓄の残りが少ない年は、時期・金額・収入の手で考え、その時期が来たら見直す
ご相談のご案内
この記事では、定年後のライフプランの作り方を一般的にまとめました。Life Design ifの無料相談では、叶えたいことの書き出しから、年表とお金の流れにするところまで、ご自身で続けられる形でお伝えしています。対面のご相談は香川・徳島で、オンラインのご相談は全国からお受けしています。
※この記事は、ライフプランの考え方の一般的な説明です。例は説明のための例です。特定の保険会社・金融商品をおすすめするものではありません。
出典
- 日本年金機構「年金の繰上げ受給」 https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/seido/roureinenkin/kuriage-kurisage/20140421-01.html
- 日本年金機構「年金の繰下げ受給」 https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/seido/roureinenkin/kuriage-kurisage/20140421-02.html
- 日本年金機構「大切なお知らせ、『ねんきん定期便』をお届けしています」 https://www.nenkin.go.jp/service/nenkinkiroku/torikumi/teikibin/20150331-05.html
- 総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」 https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2025.pdf
(2026年10月22日時点の情報です)




