この記事の結論
ライフプラン表のテンプレートは、公的な団体のものを無料で使えます。形は大きく3つです。
| 形 | 無料で手に入るもの(例) | 向いている人 |
|---|---|---|
| 書き込み式(印刷して手で書く) | 日本FP協会の書き込み式「キャッシュフロー表」(PDF) | 書きながら考えたい |
| Excel | 日本FP協会の「キャッシュフロー表」(Excel) | 数字を何度も直したい |
| Webのツール(入力すると表ができる) | 金融庁「ライフプランシミュレーター」、生命保険文化センター「Life Plan チェッカー」 | まず全体の形を手早く見たい |
どれを選んでも、書く前に手元にそろえる書類はほぼ同じです。源泉徴収票、ねんきん定期便、住宅ローンの返済予定表など、家にある書類で、表の多くの欄を埋められます。
ライフプラン表のテンプレートとは
ライフプラン表は、これからの人生の予定と、年ごとのお金の流れを書く表です。多くの場合、次の2つでできています。
- ライフイベント表:何年後に、家族が何歳で、どんな出来事があるか
- キャッシュフロー表:年ごとの収入・支出・その年の収支・貯蓄の残り
テンプレートは、この表の「枠」です。年・家族の年齢・収入・支出の欄が、先に作ってあります。白い紙から作るより、書き漏れが減ります。
無料で使える、公的なテンプレート
1. 日本FP協会の書き込み式・Excelの「キャッシュフロー表」
日本FP協会の冊子「若手社会人のマネー&ライフプラン」(2026年2月改訂)のページから、次の2つをダウンロードできます。
| ファイル | 形式 | 使い方 |
|---|---|---|
| 書き込み式「キャッシュフロー表」 | PDF(印刷できる) | 印刷して、手で書く |
| キャッシュフロー表 | Excel | パソコンで数字を入れる |
- 冊子の本文(PDF)は閲覧用で、印刷はできない設定です。書き方の見本は、冊子のp.30〜31「ライフイベント表、キャッシュフロー表を作ってみよう」にあります。
- この冊子のページには、ライフイベント表だけのひな形はありません(2026年10月17日に確かめた範囲)。ライフイベント表は、次の5つの列を紙やExcelに作れば始められます。
| 何年後 | 西暦 | 家族の年齢(1人1列) | 出来事 | だいたいの金額 |
|---|
2. 金融庁「ライフプランシミュレーター」
収入・支出・家族の情報と、将来の予定を入力すると、将来の家計の収支をグラフで見られます。結果は、キャッシュフロー表の形でも示されます。
- 年は4月始まりの「年度」で表示されます。
- 公的年金は、老後に受け取る年金(老齢年金)だけを前提にしています。障害年金・遺族年金は入っていません。年金額は概算なので、くわしくは「ねんきんネット」で確かめるよう案内されています。
- 入力した情報は、金融庁が取得・蓄積しない、としています。
3. 生命保険文化センター「Life Plan チェッカー」
4つのステップで入力すると、最短3分ほどで結果が出るツールです(2026年に公開)。
- 100歳までの「収支と貯蓄の推移」と「キャッシュフロー表」を見られます。
- 配偶者や子どもがいる方は、自分が亡くなったときの「遺族の今後の支出予定額」も確認できます。
- 結果は、印刷やPDFでの保存ができます。

自分に合うテンプレートの選び方
目的で選ぶ
- 書きながら、考えを整理したい → 書き込み式。夫婦で1枚を見ながら話すときにも向いています
- 数字を何度も直したい → Excel。1つの数字を直すと、その先の年の残りまで変わるように式を入れておくと、組み直しが楽です
- まず、全体の形をつかみたい → Webのツール。入力が終われば、すぐに表とグラフが出ます
迷ったら、Webのツールで全体の形を見てから、Excelか紙で自分の表を作る順番がおすすめです。ツールの結果は、ツールが決めた前提(物価の上がり方、年金の計算など)の上の数字です。自分の表では、その前提を自分の予定に置き換えられます。
選ぶときに見る4つの点
| 見る点 | 理由 |
|---|---|
| 家族の人数分の年齢欄があるか | 年齢から、入学・独立・退職の年の見当がつく |
| 何年先まで書けるか | 10年先までなのか、老後までなのかで、使える場面が変わる |
| 叶えたいことを書く場所があるか | 決まっている予定だけの表では、自分の人生が乗らない |
| あとで直しやすいか | ライフプラン表は、一度作って終わりではなく、予定が変わるたびに直すもの |
3つ目について。ここで比べたテンプレートやツールには、叶えたいことだけを書く欄はありません。書き込み式なら余白に、Excelなら行を1つ足して、「何に・いつ・だいたいいくら」を書いておきます。Life Design ifが、表より先に叶えたいこと(ライフデザイン)を描くことを大切にしているのは、このためです。
書き始める前に、手元にそろえたい書類
テンプレートを開く前に、次の書類を机に出しておくと、手が止まりにくくなります。
| 書類 | 分かること | 表のどこに書くか |
|---|---|---|
| 源泉徴収票(会社員・公務員) | 1年間の収入(支払金額=税・社会保険料を引く前の額) | 収入(手取りで書く表なら、税・社会保険料を引く) |
| 確定申告書の控え(自営業など) | 1年間の所得(売上から経費を引いた額) | 収入(手取りで書く表なら、税・社会保険料を引く) |
| 通帳・カードの明細、家計簿 | 毎月の生活費 | 支出 |
| ねんきん定期便 | これまでの年金の記録、年金の見込み | 収入(老後) |
| 住宅ローンの返済予定表 | 毎月の返済額、返し終わる年 | 支出・出来事 |
| 保険証券、保険料の通知 | 毎月の保険料、満期や更新の年 | 支出・出来事 |
| 勤務先の退職金の制度 | 退職金のだいたいの額 | 収入・出来事 |
| 預貯金・証券口座の残高 | 今の貯蓄の合計 | 貯蓄の残り(1年目) |
- 全部そろわなくても大丈夫です。分からない欄は「調べる」と書いて、先に進みます。
- 子どもの入学の年は、書類がなくても、子どもの生年月日(学年)から書けます。高校・大学は、進学する予定の年として書きます。
- 年金の見込みは、ねんきん定期便のほかに、厚生労働省の公的年金シミュレーターでも試せます。

Webのツールに入力するときの項目ごとの準備は、ライフプランシミュレーションの記事にまとめています。キャッシュフロー表の数字の入れ方と、赤字の年の読み方は、キャッシュフロー表の作り方の記事にまとめています。
くわしく読む


テンプレートを使うときに気をつけたいこと
- 最初から全部を埋めようとしない:だいたいで大丈夫です。分かるところから書き、分からない金額はあとで入れます
- 金額の単位をそろえる:万円か円か、年か月かを、表の上に書いておきます
- 額面か手取りかをそろえる:収入を手取りで書くなら、支出の側も手取りから払う前提でそろえます
- 作った日を書いておく:あとで見直すとき、いつの数字かが分かります
このテーマの全体の流れ(完全ガイド)

まとめ
- ライフプラン表のテンプレートは、公的な団体のものを無料で使える。形は、書き込み式・Excel・Webのツールの3つ
- 日本FP協会の冊子のページから、書き込み式(PDF)とExcelのキャッシュフロー表をダウンロードできる。ライフイベント表は、5つの列を作れば始められる
- 金融庁と生命保険文化センターのWebのツールは、入力するとキャッシュフロー表ができる。前提はツールが決めている
- 迷ったら、ツールで全体の形を見てから、Excelか紙で自分の表を作る
- 書く前に、源泉徴収票・ねんきん定期便・返済予定表などをそろえる。叶えたいことを書く場所は、自分で足す
ご相談のご案内
この記事では、ライフプラン表の無料テンプレートと選び方を一般的にまとめました。Life Design ifの無料相談では、叶えたいことの書き出しから、ライフプラン表に数字を入れるところまで、ご自身で続けられる形でお伝えしています。対面のご相談は香川・徳島で、オンラインのご相談は全国からお受けしています。
※この記事は、ライフプラン表の一般的な説明です。特定の保険会社・金融商品をおすすめするものではありません。各ツールの内容は、2026年10月17日時点の各団体のページの記載によります。
出典
- 日本FP協会「若手社会人のマネー&ライフプラン」(2026年2月改訂)冊子のページ(書き込み式「キャッシュフロー表」、キャッシュフロー表のExcel)、p.30〜31「ライフイベント表、キャッシュフロー表を作ってみよう」 https://www.jafp.or.jp/personal_finance/fresh/young_handbook/
- 金融庁「ライフプランシミュレーター」(NISA特設ウェブサイト) https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/lifeplan-simulator/
- 生命保険文化センター「Life Plan チェッカー」 https://www.jili.or.jp/lifeplanchecker.html
- 厚生労働省「公的年金シミュレーター」 https://nenkin-shisan.mhlw.go.jp/
(2026年10月17日時点の情報です)


