この記事の結論
生命保険文化センターの調査によると、2人以上の世帯が1年間に払っている生命保険料(個人年金保険を含む)の平均は35.3万円です。月にすると、およそ2.9万円になります。
ただし、払っている金額は世帯によって大きく違い、平均より高いか低いか自体は、良い・悪いではありません。平均と比べたあとに確認したいのは、「何に」「いつまで」「いくら」払っているかです。
世帯の平均は、年35.3万円
生命保険文化センターの「2024年度 生命保険に関する全国実態調査」では、2人以上の世帯が1年間に払い込んでいる生命保険料の平均は35.3万円でした。
この金額について、知っておきたいことがあります。
- 世帯全員の分を合わせた金額です(1人分ではありません)
- 民間の生命保険会社、かんぽ生命、JA、県民共済・生協などを合わせた金額です
- 老後に向けて貯める「個人年金保険」の保険料も含まれています
- 一時払い(まとめて一度に払う)や頭金の分は含まれていません
月にすると約2.9万円(35.3万円を12か月で割った目安)です。
世帯主の年代別の平均

30代は30万円前後、40代から50代にかけて高くなり、55〜59歳が最も高くなっています。29歳以下は回答した世帯の数が少ない(73世帯)ため、参考程度に見てください。
世帯年収別の平均

世帯年収が高いほど、払っている保険料の金額は大きくなる傾向があります。一方で、年収に対する割合で見ると、年収が高い世帯ほど低くなる傾向があります。全体では、世帯年収に対する保険料の割合の平均は6.0%です。
家族構成(ライフステージ)別の平均

末っ子が高校生・大学生の世帯までは、子どもが大きくなるにつれて、保険料の平均も高くなっていく傾向が見られます。
平均と比べるときに、気をつけたい3つのこと
1. 平均には「貯める」保険も含まれている
この平均には、個人年金保険など、将来に向けてお金を貯める役割の保険も含まれています。貯める保険を多く持っている世帯は、その分だけ保険料の合計が大きくなります。保障のための保険料と、貯めるための保険料は、分けて考える必要があります。
2. 世帯によるばらつきが大きい
同じ調査で、1年間の保険料の分布を見ると、12万円未満の世帯が17.8%ある一方、84万円以上の世帯も5.2%あります。平均の35.3万円は、あくまで全体をならした目安です。
3. 平均は「正解」ではない
必要な保障は、家族構成、収入、住まい、貯蓄、そして国や勤務先から受けられる保障によって、世帯ごとに違います。
平均より高くても、必要な保障にしっかりお金を使えているなら、それは大切な人を想う気持ちの形です。もちろん、家計に無理がないことも大切です。反対に、平均より低くても、必要な備えができていれば問題はありません。
「高い気がする」ときに見るのは、金額より中身
平均と比べて「うちは高いかも」と感じたら、次に見てほしいのは、保険料の中身です。
- 特約がたくさん付いていて、合計が大きくなっている
- 更新で、一部の保障の保険料が上がっている
- 貯める役割の保険の分が、保険料の多くを占めている
- 家族全員の分がまとまっていて、一人ひとりの内訳が見えていない
どの保障に、いくら払っているのかが分かると、「高い」と感じる理由が見えてきます。理由が分かれば、続ける・見直す、どちらの判断も自分でできるようになります。
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まとめ
- 2人以上世帯の1年間の生命保険料の平均は35.3万円(月約2.9万円)。個人年金保険も含む
- 世帯主の年代、世帯年収、家族構成によって平均は変わる
- 平均には貯める保険も含まれ、世帯によるばらつきも大きい。平均は「正解」ではない
- 「高い気がする」ときは、金額より先に、何にいくら払っているかを確認する
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出典
- 公益財団法人 生命保険文化センター「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」 https://www.jili.or.jp/research/report/9849.html
- 表1-52「世帯の年間払込保険料(全生保)」、表1-67「世帯年間払込保険料対世帯年収比率(全生保)」(第Ⅰ編・2人以上世帯)
- 公益財団法人 生命保険文化センター「生命保険の保険料は年間どれくらい払っている?」 https://www.jili.or.jp/lifeplan/houseeconomy/847.html
(2026年9月29日時点の情報です)


