この記事の結論
NISAで「今年の枠」を使うには、買った商品の受渡日(うけわたしび)が、今年の12月31日までである必要があります(日本証券業協会)。
- 年の判定は、注文した日ではなく受渡日
- 注文から受渡日までの日数は、商品によって違う
- 使い残した今年の枠は、翌年に繰り越せない
年末の締め切りの日付は、商品と金融機関で違います。使っている証券会社・銀行の「年末年始のお知らせ」で確かめましょう。
「受渡日」とは

株や投資信託を買うときは、次の順に進みます。
- 注文する
- 約定日(やくじょうび):売買が成立した日
- 受渡日:代金を払って、商品を受け取る日
日本証券業協会の「NISAのよくある質問」では、今年の年間投資枠を使うには、購入した上場株式等の「受渡日」が今年の12月31日以前であることが必要としています。あわせて、金融商品によって約定日と受渡日の間隔が異なることにも注意するよう書かれています。
12月の終わりに注文して、受渡日が1月になると、その分は翌年の枠を使うことになります。
使い残した枠は、翌年に繰り越せない
同じQ&Aによると、今年の年間投資枠を使い切らなかったとき、残りを翌年に足すことはできません。つみたて投資枠も、成長投資枠も同じです。
なお、NISAで買った商品を売ると、その買ったときの金額(簿価)の分だけ、生涯で持てる非課税の上限(非課税保有限度額)に空きができ、翌年以降にまた使えるようになります。ただし、毎年買える額は、その年の年間投資枠の範囲までです。売った年のうちに、空いた分をもう一度使うことはできません(金融庁・日本証券業協会)。
年末に向けて、確かめておきたいこと

1. 今年の枠になる、最後の注文日
商品ごとに、注文から受渡日までの日数が違います。多くの証券会社・銀行は、年末が近づくと「今年の枠で買える最後の注文日」を案内します。日付は自分で数えるより、使っている金融機関のお知らせで確かめるのが確実です。
2. 積立の買付日
つみたて投資枠などで毎月積み立てている方は、12月の買付日を見ておきましょう。買付日が年末年始の休みにかかって受渡日が1月になると、その回は翌年の枠になることがあります。
3. 今年の枠の残り
今年いくら使って、いくら残っているかは、NISA口座の画面で見られます。
「枠を使い切ること」を目的にしない
年末が近づくと、「枠が余っているから、今のうちに買わないと」と考える方もいます。ただ、NISAの枠は、使い切ることが目的ではありません。
大切なのは、何のためのお金か・いつ使うかです。老後のお金、子どもの教育費、家の頭金など、目的と時期によって、向いているお金の置き場所は変わります。生活防衛資金のように、すぐ使えるように預金で置いておきたいお金もあります。
NISAの仕組みと、目的からの考え方は、下の記事でまとめています。
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このテーマの全体の流れ(完全ガイド)

まとめ
- 今年の枠を使えるのは、受渡日が12月31日までの買付
- 注文日ではなく受渡日。日数は商品によって違う
- 最後の注文日は、使っている金融機関のお知らせで確かめる
- 積立の12月の買付日が年末年始にかかると、翌年の枠になることがある
- 使い残した枠は翌年に繰り越せない
- 枠を使い切ることより、何のためのお金かが大切
ご相談のご案内
この記事では、NISAの年末の枠の考え方を一般的にまとめました。ご相談では、教育費・住まい・老後など「何のためのお金か」を整理し、使う時期に合わせて、NISA・iDeCo・預貯金などをどう使い分けるかの考え方を一緒に整理します。Life Design ifは、個別の投資商品の販売・おすすめはしていません。まずは1分の簡易チェックで、「老後のお金」に向いている置き場所の考え方を見てみることもできます(相談無料/対面:香川・徳島、オンライン:全国)。
※この記事は、制度の一般的な説明です。特定の金融商品をおすすめするものではありません。年末の注文の締め切りは、ご利用の金融機関でご確認ください。
出典
- 日本証券業協会「NISAのよくある質問」(Q8・Q11・Q27・Q28・Q32) https://www.jsda.or.jp/nisa/faq/
- 金融庁「NISAを知る」 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/know/
(2026年10月17日時点の情報です)


