転職するとお金はどう変わる? かかるお金・もらえる制度をライフプランで確かめる

転職するとお金はどう変わる? かかるお金・もらえる制度をライフプランで確かめる コラム

この記事の結論

転職で変わるお金は、次の3つに分けると整理しやすくなります。

  • 収入:給与・賞与・退職金などが、いつから・どう変わるか
  • 間の期間:退職から次の入社までに日があくときの、年金・健康保険の手続き
  • もらえる制度:雇用保険の基本手当や再就職手当など

分けたら、転職する年をライフプランの年表に置き、お金の表の「収入」「支出」の行を書き換えます。転職で叶えたいことと、各年の見通しをあわせて確かめられます。

転職で変わるお金を3つに分ける

転職で変わるお金を3つに分ける。1 収入:給与・賞与、退職金や企業年金。いつから・どう変わるかを年表に。2 間の期間(日があくとき):年金は、対象の方は国民年金へ。退職日の翌日から14日以内。健康保険は国民健康保険・任意継続・家族の扶養から選ぶ。3 もらえる制度:雇用保険の基本手当。早く再就職したときの再就職手当。最後に、転職する年を年表に置き、お金の表の収入・支出の行を書き換える

まず確かめたいのは収入です。月々の給与だけでなく、賞与の時期や、退職金・企業年金の扱いも変わることがあります。入社してすぐの賞与は少ないこともあるので、「いつから・いくら」を年ごとに書いておきます。

次の会社に日をあけずに入るときは、年金や健康保険は新しい会社で手続きが進みます。日があくときは、自分で行う手続きがあります。

日があくときの、年金と健康保険

年金は、20歳以上60歳未満で、家族の扶養(第3号被保険者)にも入らない場合、厚生年金から国民年金への切り替えが必要です。手続きは、退職日の翌日から14日以内に、住所地の市区役所または町村役場で行います。家族の扶養に入る場合は、別の届出になります。

健康保険は、主に次の3つから選びます。

  • 国民健康保険:住所地の市区町村で加入する
  • 任意継続:退職日までに継続して2か月以上加入していた方が、退職日の翌日から20日以内に手続きすると、退職前の健康保険(協会けんぽの場合)に最長2年間入り続けられる。在職中は会社が負担していた分も含めて、保険料は自分で払う
  • 家族の扶養:条件にあえば、家族の健康保険に入る

どれがよいかは、保険料や家族の状況で変わります。お住まいの市区町村や、加入していた健康保険に確かめてから選びます。

雇用保険でもらえるもの

退職してから仕事を探す期間があるときは、雇用保険の基本手当を受け取れる場合があります。受け取れる条件や日数は、加入していた期間や退職の理由などで変わります。

基本手当を受け取る資格がある方が早く再就職すると、再就職手当を受け取れる場合があります。基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上あり、一定の要件にあてはまるときに、次の額が支給されます。

  • 支給残日数が3分の2以上:支給残日数×70%×基本手当日額
  • 支給残日数が3分の1以上3分の2未満:支給残日数×60%×基本手当日額

基本手当日額には上限があります。

転職の年を、ライフプランの年表に置く

3つに分けて書き出したら、転職する年をライフプランの年表に置きます。

  • 収入の行:給与が変わる年、賞与が少ない年、間の期間を書き換える。転職の前後は、月ごとに並べると、最初の給与が入るまでに要るお金も見える
  • 支出の行:間の期間の国民年金・健康保険の保険料、引っ越しなどを書く
  • 叶えたいこと:転職で叶えたいこと(働き方、住む場所、時間の使い方など)も書いておく

お金の表で各年の貯蓄の残りを確かめると、転職の時期や、間の期間の生活費をどのくらい手元に置くかを考えやすくなります。

まとめ

  • 転職で変わるお金は、収入・間の期間・もらえる制度の3つに分ける
  • 日があくときは、対象の方は国民年金への切り替え(退職日の翌日から14日以内)と、健康保険の選択(国民健康保険・任意継続・家族の扶養)がある
  • 雇用保険では、基本手当や、早く再就職したときの再就職手当を受け取れる場合がある
  • 転職する年を年表に置き、お金の表の収入・支出の行を書き換えて確かめる

ご相談のご案内

この記事では、転職でお金がどう変わるかと、ライフプランでの確かめ方を一般的にまとめました。Life Design ifの無料相談では、叶えたいことの書き出しから、年表とお金の流れにするところまで、ご自身で続けられる形でお伝えしています。対面のご相談は香川・徳島で、オンラインのご相談は全国からお受けしています。

※この記事は、転職とお金の一般的な説明です。制度の条件はご自身の状況で変わるため、手続きの前に各窓口でご確認ください。特定の保険会社・金融商品をおすすめするものではありません。


出典

(2026年10月22日時点の情報です)

この記事を書いた人

西岡 竜二(にしおか りゅうじ)。if株式会社 代表取締役。2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP。徳島県美馬市出身。2014年に生命保険会社に入社し、新人部門で営業成績1位・本社表彰。新人の育成や管理職も経験。2022年にif株式会社を設立し、生命保険代理店「Life Design if」での保険とお金の相談、バックオフィス支援、研修・セミナーの3つの事業をしています。「商品を選ぶ前に、人生を考える」を大切に、保険とお金の「分からない」に答えるコラムを書いています。詳しいプロフィール ›

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